汚された白衣の紹介ですね。

世界一危険な運び屋兄弟、真と実に拉致されてから早数ヵ月。
今では離島で診療所を開く準備をしつつ、兄弟二人から愛されながら暮らす医者の誠巳。
そんな彼らのもとにマフィアのドンから、南米で拘留中の息子を救出してほしいという依頼が…。
命懸けの脱出劇。
さらなる追っ手が迫る。
救出した男、マルチェロは逞しく聡明…まさに実の好みで…。
デンジャラスで禁忌な四人の旅が続く。
 ★イラスト:萩原薫賊に殺されたマデリンの母は、悪鬼となってこの世に蘇った。
生きていくためには他人の命を必要とする彼女は、犠牲者を探しにしばしばロンドンへと足を運ぶ。
新聞を賑わす吸血鬼とは彼女のことだったのだ。
村での奇妙な失踪事件も彼女のしわざだったのだが、ある日、犠牲者を村はずれの沼に運ぶ所を目撃されてしまう。
彼の記憶は封じたものの、これ以上ここにいるのは危険、一家は館を後にする……。
天下を握った徳川家康には金がなく、一大名になり下った豊臣秀頼には巨額の金銀があった。
貧しい天下人家康は、富有な大名を滅ぼしてその財宝を奪うべく兵を起す。
大坂の役とは、それだけのことであった……。
しかし三代将軍家光はその大金の埋蔵場所を知らされていなかった。
ドラマはそこから始まる。
将軍家から大名、旗本、はたまた浪人、商人、いかがわしい町奴に吉原の遊女までが縺れ合い、江戸城の建設と莫大な太閤の遺金をめぐって展開される雄大な長篇の幕開け。
太閤遺金の半分を所有する者は家光の弟・駿河大納言忠長であった。
家光はその金を取り上げようと策し、落度もない弟に罪をきせ、配所に送る。
無念の忠長は、金のありかをあかさずに自害。
その秘密は忠長が思いを寄せた九条明子に遺され、そして家光は明子を強引に江戸城大奥へ連れ去ってしまった……。
一方、太閤遺金を狙うものは将軍家だけではない。
徳川顛覆の兵を挙げんとする豊臣浪人、その浪人群を率いて海外雄飛を計る由比正雪がそれであった。
由比正雪の海外雄飛の計画は着々と進んでいた。
太閤遺金のありかをつきとめ、紀州頼宣が軍船を貸してくれることにもなったいま、家光がいつ亡き人となるか……。
師石川丈山のいう、まさにその時こそ決行のチャンスと、正雪の胸は大きくふくらむ。
対するは徳川に知恵伊豆ありと知られた松平伊豆守の老獪な策略。
丸橋忠弥、幡随院長兵衛、大久保彦左衛門、一心太助、天草四郎、巨額な金銀をとりまきうごめく多種多彩な人物の迎えたクライマックスとは。
続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60013863